調達先を見直すという決断

調達先を見直すという決断

2017年8月。

私は初めて、オーガニックサンダルウッドの森を訪れました。

実際に蒸留所へ足を運び、生産者の話を聞き、植物が精油になるまでの工程を、この目で見てきました。それ以来、精油を選ぶ基準は、価格でも、知名度でもありません。

「自分自身が見て、香って、納得できるか。」

その基準だけを大切に、一つひとつの精油を選び続けてきました。

長年お付き合いしてきた仕入れ先とのご縁も、大切にしてきましたが、
時が経つにつれ、市場環境や流通状況は大きく変化しました。

私が長年利用してきた仕入れ先は、石けん作りにも使いやすい精油を、手の届きやすい価格で提供してくださる存在でした。

近年は需要の高まりや市場環境の変化もあり、以前であれば数日で届いていた精油が、注文から一か月以上待つことも珍しくありません。

必要な時に必要な素材を確保することが難しい場面も増えてきました。
もちろん、多くの方が同じ素材に価値を感じてくださること自体は、とても嬉しいことです。

一方で、Mauna Laniには、レッスンや商品づくりを止めることなく、安定した品質を届け続ける責任があります。

そのため私は、一つの仕入先に依存することをやめ、新たな調達先を探すという決断をしました。

すでに、仕入先についてのプロジェクトは動いており、
新しい卸売業者や生産者との出会いが少しずつ増え、実際にサンプルを取り寄せ、香りを比較し、品質を確認しながら、新たな調達体制への移行を進めています。

嬉しいことに、「代わり」を探していたつもりが、それ以上の出会いがありました。

香りの透明感。
植物本来の力強さ。
そして、これまで出会うことのなかった新しい植物たち。

改めて、世界にはまだまだ素晴らしい素材があることを実感しています。
本当に守るべきものを守るために、変えるべきことは変えていく。

これからも世界中の植物と向き合い、その時々で最も信頼できる素材を探し続けながら、品質第一という考え方だけは変えることなく、本当に納得できる素材を皆さまへお届けしていきたいと思います。

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