同じパチュリでも、こんなに違う
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インドネシアから、パチュリのサンプルが届きました。
一般的には「パチュリ精油」として一種類だけ販売されていることが多い植物ですが、現地では用途や特性の異なる複数のグレードが存在します。
本来はさらに多くのグレードが用意されていますが、一部は現在生産中とのことで、まずは今回届いたサンプルから検証を始めることにしました。
私にとって大切なのは、ボトルを開けた瞬間の香りだけではありません。
同じ条件で石けんを作り、
- 香りの印象
- 使用感
- 熟成による香りの変化
- 残香性
などを、一つひとつ丁寧に比較していきます。
石けんは、アルカリという特殊な環境で作られ、さらに熟成という時間を経て完成します。
そのため、素晴らしいと感じた精油が石けんでは思うように香らないこともあれば、反対に、第一印象では控えめだった精油が熟成後に美しい香りへと変化することもあります。
だからこそ、香りを嗅いだだけで「良い」「悪い」と判断することはありません。
実際に石けんを作り、時間をかけて観察し、最終的に「石けんとして最も美しい表情を見せる精油」を選ぶことを大切にしています。
こうした検証は、一見すると遠回りに見えるかもしれません。
しかし、この積み重ねこそが、Mauna Laniの品質を支えている大切なプロセスだと考えています。
どのグレードが、石けんの中で最も美しく香り、心地よい余韻を残してくれるのか。
焦らず、一つひとつ確かめながら、その答えを見つけていきたいと思います。